16 Vayadhinile


16 Vayadhinile(16歳の頃)
1977.09.15 タミル語 VCD
字幕なし
監督:Bharathiraja 出演男優:Rajinikant、Kamal Haasan、
出演女優:Sridevi 、
音楽:Ilayaraja
あらすじ:
マイル(Sridevi)は農村に暮らす16歳の少女です。
その村に都会から獣医師が赴任してきます。

マイルはその獣医師に恋をします。
獣医師もマイルを好ましく思い、恋人として付き合いますが、
結局マイルとは別の女性と結婚することにします。
獣医師が結婚のため、村を一旦離れる時に、マイルは追いかけて離れないように頼みます。
しかし、獣医師はマイルの気持ちを受け入れませんでした。

落胆したマイルは獣医師に失恋したことを母親に報告します。
体の関係は無かったとはいえ、獣医師との恋は村で醜聞になってしまいました。
マイルは村人からそしられ、笑われるようになります。
母親は心労から亡くなってしまいます。

一人になったマイルをチャパニ(Kamal Haasan)は励まし献身的に支えます。

チャパニはマイルの母親が世話をしていた孤児で、昔からマイルのことが好きでした。
片足を引きずっていることもあって、村人から馬鹿にされています。

マイルも最初はチャパニの事を気にしてもいませんでした。
でも、チャパニの愛を受け入れ結婚することにします。

チャパニが結婚用品を買うため町に出かけている夜に、
村の青年パッタライ(ラジニ)がマイルを強姦しようとします。
チャパニは丁度その場に帰ってきてマイルを助けるため岩でパッタライを殺害します。

チャパニは逮捕されますが、必ず戻るとマイルに約束します。
マイルはチャパニを見送った駅で毎日、彼の帰りを待つのでした。
感想:
映画は駅でチャパニ(Kamal Haasan)の帰りを待つ黄色のサリーを着たマイル(Sridevi)の映像から始まります。
この場面は映画の最初ということもあり、とても印象的です。
それから、過去の話となります。

主人公マイルは村で1番の美人で人気の16歳の少女です。
都会の生活にあこがれていたり、都会から来たハンサムな獣医師に恋する普通の少女です。

チャパニ(Kamal Haasan)は、若干の知的障害と片足に障害がある孤児で、弱い立場の青年です。
マイルの母親が世話をしていたため、マイルとも近しいですが、恋愛対象として見られてはいません。
また、村人たちからは馬鹿にされ、からかわれたり、使い走りにされたりしています。
「チャパニ」と呼ばれてますが、それは軽蔑を入れたあだ名のようで、
本当の名前は「ゴパナクリシュナン」です。

パッタライ(ラジニ)は村で最も力が強く威張っている青年の役です。
カードで賭けをしていたり、チャパニをアゴで使ってたりします。
マイルを好きなのですが、その傲慢な性格からマイルには嫌われています。
獣医師とマイルの恋愛を醜聞として広めるのもパッタライです。
好きな子をいじめちゃう典型的な悪ガキ的存在です。

ラスト、マイルを襲いますが、チャパニに岩で頭を殴られ殺されます。
その岩ですが、ドア内側の下に置いてある岩で重いから開かないようにしている鍵のような役目があります。

映画は1977年で、古い農村の小さな地域社会の中で生活する普通の少女の恋愛を描いたものです。
シュリデビィ演じる少女マイルは可愛いですが、現代とは共感できる部分が少なく、
獣医師との恋愛部分もお祭りや挿入歌も華やかさに欠けるので、
字幕無しで見るのは眠気との戦いです。
英語字幕ありでも眠くなます。

ラジニのカラー初出演映画です。
評価 ★★☆☆☆ 古い農村の小さな地域社会の話
ラジニ度 ★★☆☆☆ カラー初出演作品。村の威張っている青年役。
ダンス度 ★☆☆☆☆ 華やかさは無いです。シュリデビィは可愛い。
アクション度 ☆☆☆☆☆ アクションは無いです。

もどる