Anbukku Naan Adimai


Anbukku Naan Adimai
1980.06.04 タミル語 DVD
英語字幕
監督:R.Thyagarajan 出演男優:Rajinikant、Rathi、
出演女優: Sujatha、
音楽:Ilayaraja
あらすじ:
窃盗常習犯のゴーピー(Rajinikant)は、
銀行の金庫破りをした後、警官に追いかけられる。
逃走の末、汽車の1室に逃げ込んだが、
運悪く警部クリシュナ(Vijayan)の部屋だった。

ゴーピーは警部を部屋から追い出すべく戦った。
その最中、警部はゴーピーの腕にある傷を見た。
この傷は幼い頃行方不明になった警部の弟と同じだった。
傷跡に気を取られた警部は、汽車から突き落された。
そこは橋の上だったので、警部は川に落ちた。

そのまま汽車の部屋にいたゴーピーは警部と間違えられ、
警部が赴任予定だった村に連れて行かれた。

その村は、実権をナーガッパン(R.V.T.Mani)という悪党が握っており、
その暴挙に村人は逆らえずにいた。
当初ゴーピーはナーガッパンと上手に付き合おうとしたが、
結局は村人の味方となり、ナーガッパンを倒すのだった。
感想:
映画の最初に5〜10歳くらいの子供(兄弟)2人が、何の囲いも無いただの広場みたいな場所で、
拳銃の練習をします。
そこで、誤射して人を殺してしまいます。
射撃の練習場が囲いも何も無いことも驚きですが、
小さい子供が拳銃を持ち出せる環境もびっくりです。
ここで、弟ゴーピーは連れ去られ、行方不明になります。

 ラジニ(成長した弟ゴーピー)登場はブーツを履く足のアップからです。
刑期を終え、出所するための手続きの途中で拳銃を盗みます。
ラジニは窃盗の常習犯で、文盲です。
拳銃の扱いがとってもカッコイイです。

出所後も窃盗を繰り返します。

踊り子とのダンスの後、ベットへ行き金のネックレスをプレゼントするんだけど、
女性が寝ているうちに、そのネックレスを取り返し立ち去るという、悪いラジニです。

ヒロイン(ゴティ/Rathi)は動物を使って綱渡りなどを見せる大道芸をしています。
ラジニは、その芸を銀行の前で行ってもらい、注意をそらして銀行に盗みに入ります。
金庫破りも上手です。
首尾よく大金をアタッシュケースに入れ盗み出しますが、
銀行から出てきたところで、警官に見つかってしまい、追われます。

この逃げてる途中で誘拐されていた子供を助けます。
ここでのアクションがヨーヨーのような武器を使っており楽しいです。
これ以外も、ヤギの角みたいな武器や日本刀、ヌンチャクなど、
多彩なので、どのアクションシーンも面白いです。
ブルースリーの動きっぽいのもあるので私は好みです。

また、汽車から降りたところで警部と間違われ、地方の警察署で働くことになります。
文盲ということで、サインが書けなくて練習したり、書類が読めないのをごまかしたり、
警部の妻子からの手紙を通りすがりの子供に読んでもらったりと、
ちょっとしたコメディがあって楽しいです。

橋の上の汽車から川に落ちて、死んでんじゃないか?と思っていた警部(ゴーピーの兄クリシュナ/Vijayan)が
映画の終わり近くに登場し、悪役との色々を後片付けしてくれます。
ラジニは数年刑務所に入って、ラストは出所し「めでたしめでたし」でした。
(2020/12/02)
評価 ★★★☆☆ ストーリーは悪くないんだけど、蛇足が多く中だるみします。
ラジニ度 ★★★★☆ チョイ悪ラジニかわいいです。
ダンス度 ★★☆☆☆
アクション度 ★★★★☆ ヨーヨーとか、日本刀とか多彩な武器が面白いです。

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