Guru Sishyan


Guru Sishyan
1988.04.13 タミル語 VCD
字幕なし
監督:S.P.Muthuraman 出演男優:Rajinikant、Prabhu、Radharavi 、Ravichandran
出演女優:Gauthami 、Seetha
音楽:Illayaraja
あらすじ:
マノハラン(Paandiyan)の妹は、
タクシー運転手に騙され連れ去られ、強姦されて殺されてしまった。
そして、その犯罪を知るタクシー運転手も殺された。
マノハランは、妹殺害の犯人を突き止め、訴えようとするが、
逆に、身に覚えの無いタクシー運転手殺害の罪で死刑を宣告されてしまった。

刑務所内で、無実を訴えるマノハランに、
もうすぐ刑期を終えるラジャ(Rajinikant)とバブ(Prabhu)が声をかけた。
マノハランの無実の訴えを信じた2人は、真犯人を捕まえることを約束し、
死刑執行を遅らせるためにマノハランの腕を折った。

このラジャとバブ、
バブはラジャのことをグル(師匠)、
ラジャはバブのことをシシャン(弟子)と呼び合い、
幼い時から、共に助け合い、生きてきた仲間だった。

2人は出所後、殺人事件の証拠をつかむため、
マノハランから聞いていた犯人グループ、
警察官のナラシバ(Radharavi)、
大金持ちのラジャマニカム(Ravichandran)、
ムトゥラジャ(Radharavi)を相手に、策略をめぐらし、近づいていく。。。
感想:
字幕が無かったので、ラジャとバブ(グルとシシャン)が考えた悪者グループの犯罪を暴くための計画や、
悪者グループの知恵者Choの策略などが理解できなくて、
ストーリー展開についていくのがちょっと辛かったです。

ただ、グル(師匠)、シシャン(弟子)と呼び合う2人の関係は、見ていてとても楽しいし、
アクションシーンもいろいろ面白おかしく考えられていたと思います。

地下室に閉じ込められたマノハランの父親(後にラジャの父親だったことも分かる)を助ける場面では、
倒した敵の数をラジャとバブがお互い交互に数えていたり、
逃げ出すところでは警備や使用人のいるところにきた時に限って、
ラジャがくしゃみをしてバブの見せ場のアクションが入ったりと面白かったです。

マノハランの父親が、バブの父親を殺した犯人だと、バブが気が付く場面では、
ラジャとバブが闘って(ラジニとプラブーが殴りあいます)、そのアクションも良いです。

最終的には、バブの父親を殺したのも大金持ちのラジャマニカムとその仲間達で、
その原因は、「隠された黄金のありか」にあります。

この黄金を探しに行くのですが、その宝探しが、「インディ・ジョーンズ」の世界です。
蛇の石像を動かして、地下トンネルへの扉を開けたり、
女神像の太鼓をたたいて金のありかを見つけたり、
極めつけは、逃げる時に、通路と同じ大きさの丸い大きな石がラジャ達めがけて転がり落ちてきてきます。
ここはハラハラするというより、笑えます。

ラジニ出演のアドベンチャー「BloodStone」も88年と同じ年なので、
この頃、インドでも「インディ・ジョーンズ」的なアドベンチャーものが、とっても流行っていたんだなと思いました。

映画全体としては、強姦殺人事件の証拠探しから、ラブロマンスや宝探しの冒険アドベンチャーまでと、
色々詰め込みすぎでバラバラな感じも受けます。

バブ(プラブー)のラブストーリーは、悪者で大金持ちのラジャマニカムの娘チットラ(Seetha)が相手で、
このラジャマニカムに近づく手段としても必要だと思うのですが、
ラジャ(ラジニ)の方、悪い警察官の娘ギータ(Gauthami)とのラブストーリは、
とても面白いのだけど、本筋にあんまり関係ないような場面が多いように思います。

古い映画なので、今風の華やかなダンスシーンはありませんが、
「Narkaliku sandai ♪」では刑務所内の様子などを上手くダンスに取り入れていて楽しいです。
「Chingudi Chingudi ♪」では、ラジニがゴウタミをからかう場面から歌に入り、
最初の方でゴウタミがぷりぷり怒っています。この歌への入り方は、楽しくて大好きです。
(2011/02/15)
評価 ★★★☆☆ 強姦殺人事件から、ラブロマンス、宝探しの冒険アドベンチャーと盛りだくさんです
ラジニ度 ★★★★★ とっても楽しいラジニです。
ダンス度 ★★★☆☆ 刑務所での椅子を取り合う挿入歌「Narkaliku sandai ♪」が好きです。
アクション度 ★★★★☆ インディージョーンズもびっくり!!いろいろと楽しいです。

もどる