Nattukku Oru Nallavan


Nattukku Oru Nallavan
1991.10.02 言語:タミル 監督V.Ravichandran: 出演者:ラジニ、ジュシチャウラ
感想:
恵まれない子供を集めて学校経営をしている慈善家が、
裏では麻薬や臓器の売買という悪事を行っており、
警察官のラジニ(セバッシュ)は、それを暴き壊滅させます。

その学校の教師で、ラジニの恋人のジュシチャウラ(ジョティ)は、
ラジニに協力し学校を探っていたところ、慈善家にばれて、殺されてしまいます。
 大コケした映画と聞いてはいましたが、本当に面白くない映画でした。

主役のラジニやヒロイン、その他の人物を描ききれてないので、
映画の世界自体に入りにくいです。
また、映画の流れに関係なく突然に歌や踊りが入るのは、
インド映画の特徴でもありますが、それにしてもこの映画の歌への入り方は、
突然すぎて話をぶった切りまくってひどいと思いました。

コメディと思われる場面では、ケーキを浮かせたり、
ラジコン等をつかったり、無線イヤホンで会話するなど、
面白く見せようとしているのは分かりました。
しかし、全く面白くありませんでした。
アクションも同じで、いろいろ派手に壊したりしてはいるものの、なんだか楽しく無いです。

 学校が舞台なので、子供たちがたくさん出てきます。
慈善家の裏の顔を知り学校から数人の子供達が逃げ出しますが、
その子供たちの乗ったバスが暴走し爆発、みんな死んでしまいます。
ラジニはこのバスに気が付くものの、止めることができませんでした。
また、夜の学校でヒロインの危機にラジニは助けに行くも間に合わず、
ヒロインが殺されてしまうのもいただけません。

ラジニの子分みたいな子供達も出てきて、
ラジニと一緒に慈善家とその手下達を倒します。
そういった訳で、子供達がたくさん傷ついたり死んだりするのと、
相手が悪人とはいえ、子供にまで人殺しをさせるのは止めて欲しいと思いました。
とても不快になる映画でした。

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