Sri Ragavendra


Sri Ragavendra
1985.09.01 タミル語 DVD
字幕なし
監督:S.P.Muthuraman 出演男優:Rajinikant、Delhi Ganesh、Sathyaraj、Vishnuvardhan
出演女優:Lakshmi、Ambika
音楽:Ilayaraja
あらすじ:
約300年前の聖者様、スリ・ラーガヴェンドラの一生を描いた映画。

ヴェンカタナタン(Rajinikant)は、幼いときに両親を亡くし、
音楽家の家で育った。
そして、勉学に励み、学者となった。

その後、サラスワティ(Lakshmi)と結婚し、一男をもうける。

しかし、彼の師は出家するよう進める。
妻と師の間で悩むが、
結局、ヴェンカタナタンは出家しスリ・ラーガヴェンドラとなった。

そして、いろいろな村で教えを説いて巡るのだった。
感想:
ラジニ出演映画100本目作品。
コメディもアクションも無いので、字幕無しで観るには、ちょっと辛かったです。

出家した後、妻サラスワティが井戸に飛び込んで、自殺してしまい、
ラーガヴェンドラのところに化けて出てくる場面があります。
きっと、納得させる内容のことを言って、成仏させているのだと思うのですが、
なんせ、台詞がわからないので、ラーガヴェンドラが妻を捨てた意地悪な男に見えてしまいます。

教えを説いてまわっている場面でも、何を言っているか分からないのが残念です。

後半は、ラーガヴェンドラが起こした奇跡がいくつか紹介されていました。
水死した子供が生き返ったり、
魔人?を追い払ったり、雨を降らして山火事を消火したりしてました。

最後は、即身仏になるのですが、
そこへ駆けつける信者の前に流れる大きな川が割れて、
歩いてわたれるようになる場面は、モーゼの奇跡のようでした。
水が分かれていく映像は、あまりにも不出来で、笑っちゃいます。

ラジニは、尊敬するラーガヴェンドラを真面目に演じています。
物腰もやわらかく、とくに聖者様になってからは、節目がちに、うやうやしい雰囲気を出して演じています。
でも、即身仏になろうという聖者様なのに、達観した枯れた感じがしないです。
どうしても若さがみなぎってしまっています。
この当時ラジニは35歳くらい。まだまだ、若年なので、しょうがないのかも知れません。

もし、現在のラジニが、出家してからのラーガヴェンドラを演じたら、
すばらしいものになるのではないでしょうか。
なんせ、現在、普段のラジニは、演じなくても聖者様のようなのです。
(2008/01/17)
評価 ★★☆☆☆ 聖者様の一生です。
ラジニ度 ★☆☆☆☆ 真面目にラーガヴェンドラ様になりきってます。
ダンス度 ★☆☆☆☆ Ambikaが古典の踊りを披露しています。
アクション度 ★☆☆☆☆ 聖者様の起こした奇跡が見られます。

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