Thai Veedu


Thai Veedu
1983.04.14 タミル語 VCD
字幕なし
監督:R.Thyagarajan 出演男優:Rajinikant、Jaishankar、Vijayakumar
出演女優: Anitha、Suhashini、Smitha
音楽:Sankar Ganesh
あらすじ:
お金持ちで由緒ある家のラージャーセーカランは、
家に入った泥棒に幼い息子を連れ去られた。
その後、泥棒から息子と家宝の宝刀を交換すると言われたが、
その泥棒は指定した交換場所の近くで、
車泥棒のラージャシンガムに車ごと人質を盗まれてしまった。
このため、宝刀との交換はできなかった。

時が経ち、
その宝刀をねらっていた泥棒のナーガリンガムは、
ホテルのオーナーとなっていた。
しかし、ラージャーセーカランの持つ宝刀をあきらめていなかった。
そこに、車泥棒のラージャシンガムの息子ラジュ(Rajinikant)が
新しく手下になった。
このラジュの盗みの腕を見込んで、上手く丸め込み、
その宝刀を盗み出させようとするのだった。
感想:
車泥棒のラージャシンガムの息子ラジニ(ラジュ)は、父親から泥棒の腕を仕込まれて育ったので、
警察の車を盗むなど、無茶な盗みを成功させる凄腕の車泥棒です。
車を奪った後、バイクに乗った警官から逃げるカーチェイスでは、
ラジニに上手くあしらわれる警察官が面白いです。

愛犬ジョニーも同様に仕込まれていて、財布を盗んだりしています。
この父親と一緒にホテル内のクラブに飲みに行った時に、
舞台で踊るアニタに一目ぼれします。
このアニタと仲良くなるのに、犬のジョニーを使うのですが、裏目に出てしまいます。
最初は嫌われるのですが、やっぱり犬のジョニーがきっかけで仲良くなります。

ホテルの舞台でアニタと一緒に歌って踊る挿入歌「Unnai Azhathathu」は、とても楽しいです。
この時ビジャイクマールとスミタも一緒に踊ってます。
この曲の一部分が、アミタブ主演映画「Yaarana」(1981)の挿入歌
「Saarazamana Haseeno」に似ているように思いました。
アミタブの衣装は、黒に電飾ピカピカバージョンで、
ラジニの衣装はブルーとシルバーで色は違うのですが、上着のデザインは似ているなぁと思いました。
ラジニは「Nallavanuku Nallavan」の挿入歌で、このアミタブにそっくりな黒に電飾衣装で踊ってます。

ラジニは、車泥棒の腕も良いですが、ケンカも強いので、
ホテルのマネージャーのビジャイ(ビジャイクマール)に目を付けられます。
ビジャイはホテルのオーナーのナーガリンガムの息子です。
仲間になったラジニはニューフェイスとナーガリンガムに紹介され、
お小遣いとしてお金をもらってました。
このへんは、ヤクザの世界みたいです。

その後、車泥棒の父親から、
ラジニは本当の息子じゃなくて、盗んだ車の中にいたことを知らされます。
車の持ち主はナーガリンガムで、ラジニはナーガリンガムの息子ということになります。
この時の歓迎の宴の挿入歌では、ラジニはスミタと一緒に踊っています。
ヒンディー版「Jeet Hamaari」ではこの曲はカットされていました。

ナーガリンガムは我が家の宝刀を盗んだのはラージャーセーカランだと嘘を言い、
ラジニにこの宝刀を盗ませようとします。

ラジニは宝刀が汽車で運ばれるのを知り、そこへ盗みに行き、
宝刀の警護にあたっていたアナンド(ジャイシャンカー)に追われ、つきまとわれるとになります。
そこで、踊り子のダンスを見に行き、隙をみて逃げようとします。この踊りも楽しいです。
一度は車で逃げますが追いつかれ、次はレストランに行きます。
賭けカードをしている相手にケンカをふっかけて、そのドサクサに逃げようとしますが、
結局ジャイシャンカーと一対一で格闘することになります。
ラジニはこん棒2本を使っていて、くるくると本当に上手く回すので、とても楽しいです。

この宝刀を盗む場面では犬のジョニーとアナンドの乗る白馬が大活躍です。
犬のジョニーが上手くやって、宝刀を盗み出します。
しかし、ジョニーが盗んだ物は偽物ということで、
ラジニはラージャーセーカランの家に盗みに入ります。
そこで、ラージャーセーカランの妻(ギータの母)と娘ギータ(スハシミ)に出会います。
母親は、ギータの兄モハンが泥棒にかどわかされてから精神的におかしくなってます。
ラジニは拳銃で脅かすのですが、何故かだんだんギータと仲良くなってきます。
それがちょっと不思議でした。
ここで、その宝刀の本当のいきさつを知るので、
車泥棒のラジュ(ラジニ)はナーガリンガムの息子ではなく、
この家のラージャーセーカランの息子モハンだったことを知ります。

本物の宝刀は、車泥棒の父親が持っていて、
ナーガリンガムに分け前を要求します。
ラジニは、宝刀を取り返しに行きますが、
ラージャーセーカランや母親、ギータが捕らえられていたため、
ジャイシャンカーも一緒に捕まってしまいます。
ラジニもジャイシャンカーも鎖につながれ、危機一髪というところで、
犬のジョニーは他の犬を、白馬は馬をいっぱい引き連れて、乱闘になります。
こういう動物たくさんの展開は楽しいです。

同じ年公開の「Jeet Hamaari」(ヒンディー映画)は、
ストーリーの大筋、挿入歌はほとんど同じで、
主人公のラジニやヒロインのアニタ以外の多くにヒンディーの役者が出演しています。
アナンド役はラケッシュローシャンで、
こちらではアナンドとギータが恋に落ち、この2人の挿入歌があります。
(2012/11/15)
評価 ★★★☆☆
ラジニ度 ★★★★☆ 車泥棒です。りんごをナイフで突き刺して食べてました。
ダンス度 ★★★☆☆ 「Unnai Azhathathu」はとても楽しいです。
アクション度 ★★★☆☆ 犬と馬が大活躍

もどる