Thee


Thee
1981.01.26 タミル語 DVD
英語字幕
監督:R Krishnamoorthi 出演男優:Rajinikant、Suman、
出演女優: Showkar Janaki、
音楽:M.S Viswanathan
あらすじ:
労働組合員の組長のアナンドは、勤めている会社に対して、
従業員の待遇改善を訴えていた。
しかし、妻と子供2人を人質にとられ脅されたため、
要求を取り下げ、会社経営者達の言いなりとなった。
このため、同じ労働者から疎まれてしまった。
傷心のアナンドは、妻子を残し、街から姿を消してしまった。
残された妻のシータ(Showkar Janaki)は幼い子供2人を連れ、ボンベイへ出てきた。

シータは貧しさに苦労するが、兄のラジャは幼いながら働き、家計を助けた。

成長したラジャ(Rajinikant)は造船所で荷物運びとして働いていた。
この時、ケンカの強さを買われ、密輸ギャング団の一員となった。
そして、幹部へと上り詰めていく。

一方、弟のラビ(Suman)は警察官となった。
警察官としての仕事の過程で、兄ラジャが密輸ギャング団の幹部であることを知った。
ラビは兄への家族愛と警察官としての使命との間で悩みながらも、
正義を貫くことを選択するのだった。
感想:
アミタブバッチャン出演のヒンディー映画「Deewaar」のリメイク作品。

元作品は良い映画です。
こちらでは、ラジニの活躍場面を増やしたために、弟ラビの場面が削られ、
兄弟の対比という、元作品の良さが損なわれてしまったと思います。

ラジャの子供時代を演じた子役は、
成長したらこの役はラジニが演じるんだなとすぐ分かるほど、ラジニっぽくてとても良かったです。
子供の時からケンカに強くなってました。

大人になってからの、造船所でのケンカの場面は、
元作品とほとんど同じで、とても楽しめます。
この荷物運びの仕事をしている時、腕につけてる番号札「786」を、
同じ所で働いている人に良い数字だと言われます。ここも同じでした。

ラジャは小さい時から苦労して働いたし、
ギャングとして悪いことをしたとしても、ラジャに共感してしまい、ラストはとてもかわいそうでした。
元作品の趣旨からいくと、この感想では良くないと思うのですが、
私は、どうしても兄ラジャの立場よりで見てしまいました。
ラジニが強くてカッコイイので、私としては楽しい映画です。
(2012/05/08)
評価 ★★☆☆☆ アミタブバッチャン出演のヒンディー映画「Deewaar」のリメイク作品
ラジニ度 ★★★★☆
ダンス度 ★★★☆☆
アクション度 ★★★☆☆ 元作品とほとんど同じで、とても楽しいです。

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