Viduthalai | ||||
1986.04.11 | タミル語 | VCD 字幕なし |
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監督:K.Vijayan | 出演男優:Rajinikant、Shivaji Ganesan、Vishnuvardhan 出演女優:Madhavi |
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音楽:Chandrabose | ||||
あらすじ: 天才的な金庫破りの腕を持つ泥棒のラジャ(Rajinikant)と、 歌手のラーダー(Madhavi)は愛し合っていた。 ある日、ラジャは警部ラジャシンガム(Shivaji Ganesan)に捕まり、刑務所へ入った。 そこで、密輸ギャング団マタンゴパルと敵対するビクラムに出会った。 ラジャが入所している期間に、ラーダーは 密輸ギャング団マタンゴパルの一員のアマル(Vishnuvardhan)に出会う。 出所後ラジャはアマルと出会い、2人は友情を深めていく。 そんな中、ラジャの腕を見込んだビクラムは、仕事を依頼してくる。 警部ラジャシンガムに目をつけられているラジャは、 当初は依頼を拒むが、ビクラムの策略により 結局アマルと供にビクラムの依頼を受けることになる。 |
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感想: 字幕なしで見たときには、人物の関係が理解できず、ストーリーについていけませんでした。 字幕付きじゃないときついなぁと思っていたところ、 今年になって、この作品のDVD、英語字幕付きを手に入れることができました。 字幕付きでみたら、とっても面白かったです。 この作品は、ヒンディー映画「Qurbani」(80)のリメイクです。 ストーリーも挿入歌に入る場面もほとんど元作品と同じですが、 アクションシーンは面白く派手になっているし、挿入歌も華やかになっています。 俳優の個性もとてもよく出ていて、とても上手にリメイクしてあると思いました。 ラジニとシバジのアクションシーンでは、 ラジニがシバジをくすぐったり、無意味にたくさん回転したりと面白いです。 あと、ラジニが親指を鼻にあて、鼻をブタのようにして舌をべろべろっと出して シバジをからかった後に、シバジも同じシグサをしたのには驚きました。 2人ともとても面白かったです。 火の付いたタバコを口の中に入れたり出したりする、ラジニのタバコ芸が見られます。 挿入歌で、歌手ラーダーが歌う曲などは、元作品の曲を華やかにアレンジしたものです。 歌手ラーダーの後ろで、 シバジがバイキングの格好をしてドラムを演奏しているところなどは、 もう最高に楽しいです。 ラジニ達がシバジから逃げている途中で、お祭りに紛れ込むところがあります。 このときのラジニは、張りぼての馬を履いて騎士のような格好をしています。 歌詞ではシバジを讃えていているようでした。 この後のシバジの台詞と演技から、 シバジの昔の作品の有名なシーンを模しているように思えるのですが、 いったい何の映画だろうと気になりました。 さらに、ラジニ達はアメリカ(元作品はイギリス)に逃亡するのですが、 このアメリカでのカーチェイスが、ものすごく力はいっていてすばらしいです。 この時代のタミル映画でこれだけのカーチェイスが見られるとは驚きました。 さすが、シバジ、ラジニと2人のスーパースターが出演するだけはあります。 きっとアマル役のVishnuvardhanもとても人気のある俳優だったのでしょう。 このカーチェイスの時に、チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」が流れています。 タミル映画のアクションシーンのバックミュージックに、 クラッシックが音楽使われていたことにも驚きました。 (2007/12/05) |
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評価 | ★★★★☆ | とても上手くリメイクしてある作品。面白いです。 | ||
ラジニ度 | ★★★★☆ | ラジニらしさが確立しつつあります。 | ||
ダンス度 | ★★★☆☆ | シバジのバイキングコスプレによるドラム演奏。 | ||
アクション度 | ★★★★★ | アメリカロケのカーチェイスは必見! |