Manichitrathazhu


Manichitrathazhu
(宝の小箱)
1993.??.?? マラヤーラム語 DVD
英語字幕
監督:FAZIL 出演男優:Mohanlal、Suresh Gopi
出演女優:Shobana
音楽:MG Radhakrishran
あらすじ:
ナクラン(Suresh Gopi)とその妻ガンガ(Shobana)は
古い屋敷を購入し移り住んだ。
その屋敷には、非業の死を遂げた踊り子ナーガバリの霊が取憑いていると
うわさがあり、長い間空家になっていた。
ナクラン夫婦はうわさを気にしていなかったが、
屋敷の奥には踊り子ナーガバリの霊を閉じ込め封印された部屋があった。
ある日ガンガは好奇心でその部屋の扉を開けてしまう。
それ以降、屋敷は次々と奇怪な現象に襲われるのだった。
困ったナクランは、友人で優秀な精神科医でもある
サニー(Mohanlal)に助けを求めた。
感想:
チャンドラムキ」の元作品
屋敷の様子や、妻ガンガの描写など、とてもよく出来ています。
叔父さんが面白いし、モーハンラールのコメディもあり、爆笑まではしませんでしたが、楽しめました。

最後の挿入歌(踊り子に取り憑かれて踊る)以外に、他の挿入歌での踊りはありません。
これがかえって、ラストを引き立てていると思います。

終盤の踊り子に取り憑かれたショーバナの演技と踊りが素晴らしいです。
「チャンドラムキ」と同じようにベッドを持ち上げる場面がありますが、表情が全く違います。
そして、最後の踊り。
取り憑かれて踊っている表情が、本当にいっちゃってます。
ナーガバリの時はとても楽しそうに踊っていて、この差が凄いです。
ショーバナは古典舞踊バラナティヤムの名手なので、さすがだなと思います。

ショーバナのメイクはジョティカのような厚化粧では無いのですが、
キツネ憑きってこんな感じなんだろうと本当に思わせます。
とにかく最後まで、ものすごい迫力です。

Shridhar(ラマナタン:ナーガバリの恋人役)もとても踊りが上手で見ごたえがあります。
Shridharも古典舞踊の名手らしいのですが、詳細はわかりません。

あと、こちらでも優秀な精神科医はアメリカ帰りのゴールドメダリストでした。
このゴールドメダルって何なのでしょうね。

93年インド国家主演女優賞、受賞作品。
(2006/11/18)
評価 ★★★★☆ とてもよく出来た作品です。とくに終盤の迫力が凄いです。
ダンス度 ★★☆☆☆ 踊り子の霊に取り憑かれたショーバナのダンスが大変素晴らしい。

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