Gangvaa | ||||
1984.09.14 | ヒンディー語 | VCD 字幕なし |
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監督:Rajasekar | 出演男優:Rajinikant、Amrish Puri、Kader Khan、Suresh Oderio 出演女優:Shabana Azmi 、Sarika |
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音楽:Bappi Lahiri | ||||
あらすじ: タークル・マヘンドラシン(Amrish Puri)が治める村に、 ガングヴァ(Rajinikant)は両親と弟と暮らしていた。 領主タークルの指示で、ガングヴァの父と農夫たちが 井戸を掘っていると、そこから壷に入った金貨が掘り出された。 ガングヴァの父はその金貨を政府に寄付するように勧めたが、 タークルは自分の物にしてしまった。 そこで、ガングヴァの父が警察に訴えたため、 タークルは捕まってしまった。 弁護士の助けを借り、すぐに釈放されたタークルは、 自分を陥れたガングヴァとその妻を殺害してしまった。 ガングヴァは両親を助けようとするが間に合わなかった。 そして、ガングヴァは弟と友人と共に、 領主タークルとその部下達を殺害し、両親の復讐を遂げるのだった。 その後、ガングヴァと仲間達は盗賊になり、 金持ちを襲い、盗んだものは貧しい村人に分け与えていった。 そこへ、警部DSP(Suresh Oderio)と警察官達が、 ガングヴァ達を捕らえにやってきた。 村人達は、警察官からガングヴァについて聞かれても、 恩を受けているため何も答えなかった。 しかし、ガングヴァの存在に頭を悩ませていた領主の一人、 チョータタークル(Kader Khan)はガングヴァを捕らえようと、 警察に協力するのだった。 |
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感想: 字幕無しでも十分楽しめました。 冒頭の両親が殺されて復讐するまでの間、 領主タークル役のアムリッシュ・プリはさすがに存在感があったし、 復讐を遂げるシーンは、お祭りのダンスの中に、白馬が引く馬車に乗ったラジニが突っ込んでいき 逃げ惑う人々や悪役達との乱闘で迫力ありました。 ラジニが振り上げたナタで、アムリッシュ・プリは殺されてしまい、 ここまでだけで、映画1本終わっちゃったかと思えるほど凝縮されてました。 その後、盗賊となってからも、偽者があらわれたり、恋人ができたり、 警察に追われたり、1度捕まって脱走したり、といろいろ盛りだくさんです。 偽者ですが、ガングヴァと名乗って村娘を犯してしまいます。 ガングヴァはそのことを問い詰められ、実際はやってない罪の罰として鞭でたたかれてました。 このシーンを見て、「Yejaman」でも同じようないきさつで罰をうけていたなぁと思いました。 また、この偽者がその後、ガングヴァに捕まり、片手の指を切られましたが、 「Thalapathi」では同じような罪を犯した警察官が腕を切られていました。 これらは、警察が介入しない場合でのインドの一般的な制裁なのでしょうか? この偽者を捕まえるシーンでは、ラジニは聖者様の扮装をしていました。 ガングヴァ(ラジニ)は仲間達からとても敬愛されています。 この盗賊仲間とは、鉄の結束力といった感じです。 多分、お頭(おかしら)とか、親分とか呼ばれているのではないでしょうか。 こういった役を演じるラジニはとってもかっこよくて、それだけでこの映画の評価が上がってしまいます。 手下の1人が警察に拘束されてガングヴァを守るために自殺したり、 また、警察に追われてバイクで逃げているところでは、 身代わりに焼身自殺をしたりと、心を打たれます。 ラジニは1度、警察に捕まって、脱獄します。 その時、暗闇にまぎれて静かに逃げればいいものを、 バカ力でこじ開けた鉄格子を音を立てて捨てたり、見回りの警察官に近づいていって倒したりと、 わざと警察官に見つかるようなアクションをして、見せ場を作っています(^^)。 この警察とアクションでは、他にも、 馬車で逃げるラジニに車で追いかける警察がなかなか追いつかなかったり(普通、車の方が早いでしょ) ラジニが逆立ちで警察官に頭突きしていたりと(そんな攻撃で効くのか?) 迫力あるアクションというよりは、ちょっと突っ込みいれて笑いたくなっちゃう場面がけっこうあって面白かったです。 ターザンのようにツタに捕まって逃げるシーンや、 宙を飛んで(ワイヤーでひっぱられてる)のアクションシーンなど、ラジニの体当たり演技も見ものです。 この映画でも、投げられた手榴弾を受け取って投げ返すなど、ありえない場面がいっぱいあって楽しかったです。 ダンスシーンはお祭りの場面などであるのですが、ラジニは踊ってませんでした。 恋人ジャムナ(Shabana Azmi )とのラブソングでは2人で歩いてるだけでした。 少数民族(部族)?のお祭りのダンスシーンでは、 歌詞の一部が「おはよう、おはよう♪ ほにゃらほい♪」と聞こえます。 もしかして日本語??実際は何といっているのかとても気になります。 ここでラジニは、ダンスを見ながら、りんごをナイフに突き刺して、丸かじりして食べてました。 このVCDジャケットの白黒全身ラジニはこの映画のものですが、ラジニの大きい顔は「Baasha」のものでした。 このラジニの顔の隣にはナグマがいるはずなのですが消されてしまったようです。 拳銃を持つ手はどこからか持ってきて付け足したものと推測します。 こんなふうに、ちょっと古いラジニ映画のVCDやDVDジャケットは、けっこういいかげんです。 (2008/09/12) |
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評価 | ★★★☆☆ | 字幕無しでも十分楽しい。アムリッシュ・プリの悪い領主様最高。 | ||
ラジニ度 | ★★★☆☆ | 民衆に愛される盗賊ラジニ。豪快な笑い声が素敵! | ||
ダンス度 | ★★☆☆☆ | ラジニは踊ってません。おはよう、おはよう♪ ほにゃらほい♪ | ||
アクション度 | ★★★☆☆ | 警察に追われて、ラジニが飛んでます(インドのワイヤーアクション?)。 |