Moondru Mugam


Moondru Mugam
1982.10.01 タミル語 VCD
字幕なし
監督:A.Jagannathan 出演男優:Rajinikant
出演女優:Radhika、Smitha
音楽:Sankar Ganesh
あらすじ:
実業家の息子アルン(Rajinikant)はアメリカ留学から帰ってくると、
聖者様のような生活をしようとする。
困った実業家は新聞記者レーカー(Radhika)に何とかするよう頼む。
レーカーの協力により、アルンは普通の生活に戻るが、
25歳の誕生日パーティーで、いきなり「自分はアレックスだ!」と言い、
出席者のゴパールにつかみかかった。

実は、ゴパールは悪の組織に所属していた。
25年前、警察官アレックス(Rajinikant)は、
この組織を壊滅しようとして殉職していた。
その時にアレックスの妻は双子を生み、間もなく亡くなった。
その双子の一人がアルンで、養子になっていた。
もう一人の息子ジャン(Rajinikant)はアレックスの姉に育てられたが、
父の敵とは知らず、この組織に加担するのだった。
アルンはアレックスの遺志を継ぎ、
ジャンに阻まれるも、悪の組織を壊滅しようとする。
感想:
とっても面白いです。
ラジニは主人公アルンとその父アレックス、双子の弟ジャンの3役を演じています。
この頃のラジニはちょっと太っています。

聖者様の服装で飛行機から降りてくるアルンも面白いし、
そのアルンを普通に戻そうと頑張るレーカーとのやり取りも楽しいです。

アレックスの姉が回想するような形で、アレックスの過去のシーンが始まります。
その中に妻が妊娠して、喜んで踊るシーンがあるのですが、
「姉さん、そこまで見てたのかよ!日記に踊ったよとか書いてあるのか!(笑)」
とつっこみたくなります。
悪役がアレックスに、銀のお盆に果物などを乗せて持ってくるのですが、
その果物の下にはお金があって、賄賂をわたして買収しようとします。
これは、まるで時代劇のお菓子の下に小判と同じではないですか。
こういった日本と似たところを感じると、とっても楽しくなります。
また、アレックスのアクションシーンで、「シザーハンズ」のエドワードような、
指先が刃物のようになっている鉄の手袋をはめて、戦ってます。
これも楽しいです。
ただ、「シザーハンズ」は90年の映画なので、元は「エルム街の悪夢」のフレディか?
とも思ったのですが、こちらは84年、この手袋のネタ元は何なのでしょう?

双子の弟、ジャンのキャラクターも面白いです。
私はアルン、アレックス、ジャンの3人の中では、ジャンが一番好きです。

この作品は、とてもヒットし、主人公はラジニで、女優さんが違う、
ヒンディー語バージョン「John Jani Janardhan」(84)も作られました。
(2007/02/25)
評価 ★★★★☆ とっても面白いです。
ラジニ度 ★★★★☆ 初3役。
ダンス度 ★★★☆☆ 海岸でのダンスにサタディナイトフィーバーっぽい振り付けが...
アクション度 ★★★★☆

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