Murattu Kalai


Murattu Kalai
1980.12.20 タミル語 VCD
字幕なし
監督:S.P.Muthuraman 出演男優:Rajinikant、Jaishankar
出演女優:Rathi、Sumalatha
音楽:Ilayaraja
あらすじ:
村の大地主ヤジャマン(Jaishankar)の妹、
サウンダリアン(Sumalatha)は、
ポンガルの牛追い祭りで、一番獰猛な牛の首から、
布を取った勇敢なカーリヤン(Rajinikant)に、一目ぼれしてしまう。
サウンダリアンは、カーリヤンに結婚を申し込んだが、
断られてしまった。

また、ヤジャマンは村を視察しているときに、
村娘のカナマー(Rathi)を見初めた。
ヤジャマンはカナマーに結婚を申し込むが、断られる。
それに腹を立てたヤジャマンは、
手下を使いカナマーの父親を殺してしまった。

ヤジャマンの手から逃げ出したカナマーは、
隣村のカーリヤンの家に逃げ込み、かくまってもらった。

カナマーがカーリヤンの家にいることを知ったヤジャマンは、
カーリヤンに殺人の罪をなすりつけ、カーリヤンを抹殺しようとする。
感想:
とても面白い作品です。

映画は村の祭りの様子から始まります。
このお祭りは、 1月に行われるポンガル祭り3日目の牛追い祭り(ジャリカットゥ)です。
この牛追い祭りは、獰猛で荒々しく育てた雄牛の首や角に、商品や目録をかけ、
群集に放ち、それを取った者に、その商品と共に名誉が与えられるものです。

この場面では、牛と闘うラジニが見られます。
1番獰猛な牛の首から布を取ったラジニが、村人から祝福されるところで、
「PODHUVAGA EN MANASU♪」(普段の俺はホトケだが〜♪)の曲が入ります。
この曲は「Muthu」でもおなじみの曲で、
旅一座の舞台にムトゥ(ラジニ)が無理やり上げられて歌う曲です。

牛と戦う以外にも、いろんな場所でアクションシーンがあるので、見ていて楽しいです。

ラジニの棒術の立ち回りは、動きが良く、とても上手です。

伯父にむりやり連れ戻されそうになるカナマーを助けるため、
牛車で追いかけ、車輪をぶつけて戦うところは、
後の「Muthu」の馬車の戦いに通じるものがあるように思います。

また、汽車の上でのアクションもスリルがあってよかったです。
この時代のスタントマンは、牛と戦ったり、汽車にぶらさがったり、
えらかったと感心してしまいます。

ラジニは5人兄弟の長男の役で、弟達との関係も面白かったです。

最後、楽団に化けて、ヤジャマンのところに乗り込むときの曲は華やかで楽しいです。
このときの、ラジニに口ひげがありません。
お髭がないと、ちょっと違和感があります。
VCDジャケットの帽子をかぶっているラジニがそうです。

この映画のヒットにより、ラジニは庶民や女性の味方のヒーローになりました。
(2008/01/17)
評価 ★★★★☆ アクションも多く、面白いです。
ラジニ度 ★★★☆☆ 庶民の味方、タライバルラジニの原点です。
ダンス度 ★★☆☆☆ 「PODHUVAGA EN MANASU♪」(普段の俺はホトケだが〜♪)
アクション度 ★★★★☆ いつもより多く、回っています。

もどる