Ninaithalae Enikkum


Ninaithalae Enikkum
1979.04.14 タミル語 VCD
字幕なし
監督:K.Balachander 出演男優:Rajinikant、Kamal Hasan
出演女優:Jayapradha
音楽:M.S.Viswanathan
あらすじ:
人気バンドグループ「Yours Lovingly」のボーカリスト、
チャンドゥー(Kamal Hasan)がホテルにもどると、
部屋に、ファンを名乗る女性ソナー(Jayapradha)がいた。
ソナーは、他のメンバーが現れる前に消えてしまった。
それ以来、チャンドゥーはソナーが忘れられなかった。

偶然にも、シンガポール行きの飛行機の待合室で、
チャンドゥーはソナーを見かけ声をかける。
しかしなぜか、ソナーはチャンドゥーにつれないそぶりをする。
飛行機内でソナーの隣の席に座ったチャンドゥーは、
ソナーにいろいろ話しかけて仲良くなった。
シンガポールに着いてからも、
チャンドゥーはソナーの気まぐれに振り回されつつ、
次第に2人は愛し合うようになっていく。

しかし、ソナーには秘密があった。
実は不治の病を抱えていたのだった。
感想:
カマルの純愛、シンガポール観光案内ドラマ、といった内容で、主人公の2人が、
シンガポールの有名観光名所でデートしている場面ばかりが印象に残りました。

ラジニの役名はディーバで、、カマルのバンドのギターリストです。
手癖が悪く(すり)、いつも何かしら細かいものを盗んでいます。
口癖は「シバサンボ」です。

挿入歌の中でラジニがメインのものは、
カマルがコンサートをすっぽかしたときに、代わりに歌う曲と、
自分のファンができたのを喜んで、その女の子と歌う曲(夢の中だったけど)
の2曲があります。

タバコを投げて、くわえるラジニ芸が何度も見られます。
これを、10回続けて成功したら、トヨタカーがもらえて、
もし失敗したら、小指を切るという賭けをしていました。
結局、途中で投げ出したみたいです。

このほかにも、ラジニを含めたバンドメンバー3人は、コメディー担当らしく、
なにかとふざけていて楽しかったです。

シンガポールから帰る直前、ソナーの手紙をラジニが預かる場面があるのですが、
そのときのバックミュージックが、なんと「東京五輪音頭」でした。
歌っているのは女性の声で、「畠山みどり」か「三沢あけみ」と思いますが、
ちょっと分からなかったです。
でもなぜ、79年の映画なのに64年の「オリンピックの顔と顔♪」なんでしょう。
それになんで「三波春夫」じゃないんだろ、と、こんなところで受けてました(^^)。
その後、飛行機が飛び立つ時に
「さよなら〜♪」という曲名の挿入歌が入ってました。

あと、映画冒頭に、4猿の置物(見ざる、聞かざる、言わざる、せざる)と、
それをまねしているバンドメンバー4人の写真が映っています。
「3猿=日光」と思い込んでいたので、
インドにもあるのか!それに1匹多い!と、初めて見た時には驚きました。
調べてみると、この3猿の話、古代インド発祥といわれているらしく、
そこから、アジアや中国などに広がり、日本にも伝わってきたものだそうです。
インドや中国では3猿だけでなく4猿の話など、バリエーションがあるそうです。

他のラジニ出演映画「Hum」(91)の挿入歌では、
兄弟3人がこの3猿、「見ざる、聞かざる、言わざる」のようなシグサをして踊っています。
評価 ★★☆☆☆ 純愛、シンガポール観光ドラマ
ラジニ度 ★★☆☆☆ 手癖の悪い、ギターリスト。タバコ芸が見られます。
ダンス度 ★★☆☆☆ ラジニの曲は「シバサンボー♪」
アクション度 ★☆☆☆☆ ラジニによる逆さづり

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