Siva


Siva
1989.05.05 タミル語 DVD
英語字幕
監督:Ammerjan 出演男優:Rajinikant、Raghuvaran、Janakaraj、Vijakumar、Radharavi
出演女優:Shobana 、
音楽:Ilayaraja
あらすじ:
シヴァとジョンは親友で、ヒンドゥー教とキリスト教という
宗教の違いはあったが、家族ぐるみで親しくしていた。
ある日、村のならず者ドゥライパンディ(Vanaraj)に
2人の父親が逆らったため、
家に火をつけられ殺されてしまった。
生き残ったのはジョンの母とシヴァ、
そして、その火事で離れ離れになってしまったジョンだった。

ジョンの母に育てられたシヴァ(Rajinikant)は、
タイガーと名乗り、悪いものを腕力でこらしめ、、
弱いものをや貧しいもの助けていた。
ジョンの母は、善行のためとはいえ、
すぐに腕力に物をいわせるシヴァの行為を憂いていた。

一方、他の村で育ったジョン(Raghuvaran)は、
あの火事で生き残ったのは自分だけだと思っていた。
そして、ピーターと名乗り、タイガー同様の方法で善行を行っていた。

市場の元締めラビ(Radharavi)は、
人々から不当搾取していたため、
タイガーに、叩きのめされ、市場から排除されてしまった。
それを怨んだラビは、悪の親玉ドゥライパンディの娘の夫を殺し、
タイガーにその罪をきせた。
そして、その夫の復讐をピーターに依頼した。

ピーターはその依頼を受け、タイガーを探しに行くのだった。
感想:
コメディ、アクション、友情と盛りだくさんのとても楽しい映画です。

アミタブバッチャン主演「Khoon Pasina」のリメイクで、
ストーリーやアクションシーン、コメディなど、見せ場のほとんどは同じですが、
元作品よりさらに面白くなっていると思います。

ヒロイン、パールバディ(Shobana)と市場で出会う場面で、
元作品同様パールバティにけしかけられて、
檻に入っているトラを市場に放し、格闘して、再び檻に戻します。(実際、檻にはいっているのはヒョウです。)
これで、パールバティは雷に打たれたように恋に落ちてしまいます。(雷の映像付き!(^^))
ここでの挿入歌では、雨にぬれながら踊ったり、中国風のセットの中で踊ったりしています。

その後、パールバティーはシヴァに会うため、夜、家の屋根から忍び込むという大胆な行動に!
このシーンもとても面白いです。

また、シヴァがパールバティーの家を探して訪ねていく場面での挿入歌では、
シヴァの愛馬(白馬)がパールバティのサリーを引っ張ったりしていてかわいいです。
歌詞の中に「イェン デーヴァダース〜♪(私のデーヴダース)」というのがあって、
ここでは、ラジニがデーヴダースになりきって酔っ払いになってます。
本編では酒を飲むシーンがないので、ここで酔っ払いラジニが見れてうれしいです。
(「Devdas」は愛する人を思い続け、酒におぼれていく主人公の名前で、インドではとても有名な小説の題名でもあります。
何度も映画化されていて、最近では、2002年にシャールクカーンが「Devdas」を演じています。)

他には、パールバティーが妊娠したのを喜んで村中に言って回る挿入歌があります。
この歌もとても楽しいです。

コメディとしては、ジャナカラージが出演していて、結婚したくてもなかなかできない酒飲みの村人ゴパルの役です。
近隣の村中の女性の名前をリストにして持っています。シヴァにパールバティの家を教えてあげます。
村に来た大道芸人の女性にアプローチする場面の挿入歌では、ジャナカラージが踊っています。

ラジニ自身もコメディーが多くて楽しいです。
結婚式を妨害する悪いやつらをやっつけた後、歌いながら式場を直す場面や
カバティ、カバティ〜(カバリ、カバリとも聞こえます)と言いながら、
林の中で、ラビ(Radharavi)やその手下をやっつける場面など、本当に楽しくて爆笑ものです。
ここでは、カバティと言っているだけですが、カバティの競技は「Dharmadorai」でみることができます。

いつもは適役のラグバランですが、この映画では良い役です。
黒の皮の上下を着て、バイクにまたがる姿はとても渋いです。
他にも、ラジニと格闘したり、拳銃をぶっ放したり、カッコイイ、ラグバランの見所満載です。

最後、ジョンの母とパールバティーが誘拐され、悪の親玉ドゥライパンディのアジトへ2人で乗り込みます。
このアジト、西部劇に出てくる牧場のようです。
そして、手下はマシンガンを撃ってきます。(なかなか主人公の2人には当たらないけど。。。)
それまでは拳銃なんて使ってなかった、ラジニとラグバランも拳銃をぶっ放して応戦します。
すっかり西部劇状態です。でも、見ごたえがあって楽しかったです。
こちらの映画では元映画とは違い、悪いやつらはみんなやっつけられて終ります。
(2008/02/27)
評価 ★★★★☆ Khoon Pasina」のリメイク。コメディ、アクション、友情と盛りだくさんでとても楽しい
ラジニ度 ★★★★★ カバティ、カバティ〜おもしろアクション。
ダンス度 ★★★☆☆ 龍も出てくる中国風セット。酔っ払いデーヴダース。
アクション度 ★★★★☆ ラグバランがちょー渋くてかっこいいです

もどる