Thappu Thalangal


Thappu Thalangal
1978.10.30 タミル語 DVD(白黒)
英語字幕
監督:K.Balachandar 出演男優:Rajinikant、Sunder、Shantaram
出演女優:Saritha、
音楽:Viswanathan-Ramamurthy
あらすじ:

ならず者のデーヴ(Rajinikant)は、
金をもらっては、暴力をふるって生活していた。

ある日、いつものように金をもらい、
街頭演説の邪魔をし人々を混乱させた。
そして、警察をまくために逃げ込んだ先は、
娼婦のサラス(Saritha)の家だった。

この偶然の出会いから、
2人は惹かれあい愛し合うようになった。

そして、2人は今の悪い生活から抜け出し、真面目に生きようとする。
サラスは売春をやめ、デーヴはきちんとした仕事についた。

しかし2人の幸せは、デーヴの父親違いの弟、ソマによって打ち砕かれてしまう。
感想:
カンナダ語バージョンの題名は「Thappida Thala」(1978.10.06)で、
タミルより少し前に公開されました。
この映画は当時、社会派映画としてヒットしたそうです。

一度、悪い方へ道を踏み外してしまうと、真っ当な道へ戻ることはとっても大変、
結局は引きずられるように、もっと悪い方へ向かってしまう、という内容の映画です。
自業自得なんだけど、なんだかとても可哀相で、見終わった後ちょっと凹んでしまいました。

ラジニは、ならず者の役を好演しています。
サラスに「仕事は何?」と聞かれ、「指を切ったら30ルピー、腕なら300ルピー、足なら3000ルピー」
と仕事内容としては物騒な答えをする場面があります。
そんだけ、底辺で生きてる悪いヤツの映画だってことなんでしょうけど、
デーヴとサラス、2人とも普通の人間でただ環境がそうしてしまった、という印象も受けるので、
よけい最後の結末が、仕方ないとは思いますが辛いです。

カマルは、ちょっと風変わりで間抜けな感じがするサラスのお客さん役で、
短い時間ですが出演してます。
カマルもいろんな役を演じていたんだなぁと感心しました。

このDVDは2in1で「Thappu Thalangal」と「Uyarnthavargal」の2本入っています。
もう1つの映画「Uyarnthavargal」はこの映画とは対照的で、真面目に生きて幸せになる話でした。
(2010/02/06)
評価 ★★★☆☆ 一度、悪へ道を踏み外してしまうと、真っ当な道へ戻るのは難しいというような社会派映画。
ラジニ度 ★★☆☆☆ 後年みるラジニ芸はありませんが、くしで髪をとかしたあと、手でくしゃくしゃっと乱してしまうところなどは
面白く感じました。ならず者役を好演。
ダンス度 ★★☆☆☆ ラジニは少し踊ってます。「Ennada Polladha Vazhkai」が忘れられません。
アクション度 ★☆☆☆☆ ラジニのチェーンさばきが見所!

もどる