Karz


Karz
1980.06.11 ヒンディー語 DVD
英語字幕
監督:Subhash Ghai 出演男優:Rishi Kapoor、Pran、Raj Kiran、Premnath
出演女優:Tina Munim、Simi Garewal
音楽:Laxmikant Pyareal
あらすじ:
お金持ちのユダ卿(Premnath)は、
紅茶工場を経営するラビベルマ(Raj Kiran)の広大な土地に目をつけ、
買収しようとするが、失敗した。
そこで、手下の女性カミニ(Simi Garewal)を使い、
ラビベルマの財産を手に入れようとする。

カミニとラビベルマは結婚し、ラビベルマは実家へ戻る帰り道で、
事故にみせかけ、カミニによって殺されてしまう。
カミニは妻としてベルマ家へ入り込み、
ラビベルマの母と妹を追い出し、全ての財産を手に入れた。

それから25年後(1980年)。
有名歌手のモンティ(Rishi Kapoor)は、コンサートの最中に
ラビベルマが殺される場面を幻覚で見て、倒れてしまった。
その幻覚が何を意味するのか分からなかったモンティだが、
その後、静養のため訪れた土地で、
前世ラビベルマの記憶がよみがえってくる。
そして、母や妹が貧しい暮らしをしていることを知り、
財産をとりもどそうとする。
感想:
とても面白かったです。

シャールク主演の「Om Shanti Om」の冒頭で、
この「Karz」の曲が使われていたのと、台詞の中にも映画の題名が使われていたことで、
観たくなったので購入してしまいました。

この映画のストーリーも生まれ変わって復讐するもので、
リメイクとまではいかないものの、この映画と同様状況や設定が「Om Shanti Om」に使われており、
下敷きとなっていることがわかりました。

モンティがカミニに復讐していく場面では、
ラビベルマがカミニに言った台詞と同じことを繰り返したり、同じ歌を歌ったり、
コンサートの中でラビベルマが殺されるシーンを再現したりしています。

夜道で急に止まってしまった車のなかにいるカミニの前に、
幽霊が出てきて脅すのですが、この幽霊が黒いタイツに骸骨を描いたもので、怖くないです。
逆にホネホネでわらっちゃいました。

モンティが母親と再会する場面では、モンティの顔はラビベルマと違うのに、
ちゃんと息子だ気づくので、感動的でした。
それに、モンティはお金だけが大好きの養父に育てられていて、
愛情を求めていたようなところがあったので、母との再会場面の感動がより大きくなったと思います。

ヒロインはティナ(Tina Munim)で、モンティとホームコンサートで知り合いますが、
静養のために訪れた土地で再会します。
悪役を演じることの多いPranですが、
この映画では良い役で、モンティに協力するティナのおじカビラを、好演しています。
(2008/02/27)
評価 ★★★★☆ 面白いです。「Om Shanti Om」の下敷きになった映画。
ダンス度 ★★★☆☆ 主人公が歌手なので、挿入歌は多いです。

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