Om Shanti Om


Om Shanti Om
(幸せであるように)
2007.11.07 ヒンディー語 DVD
英語字幕
監督:Farah Khan 出演男優:Shahrukh Khan、Arjun Rampal、Javed Sheikh
出演女優:Deepika Padukone
音楽:Vishal Dadlani、Shekhar Ravjiani、Pyareal Ramprasad Shama
あらすじ:
30年前の映画撮影所。
オム(Shahrukh Khan)はスターになるのを夢見る、脇役俳優で、
大女優のシャンティ(Deepika Padukone)の大ファンだった。
ある時、映画セットで起こった火災からシャンティを助けたことで、
オムはシャンティと知り合うことができた。

シャンティはすでにプロデューサーのムケーシュ(Arjun Rampal)と
結婚していたが、映画をヒットさせるため、そのことは秘密にしていた。
しかし、シャンティは世間に公表したがっており、すでに妊娠していた。
それを知ったムケーシュは、撮影中のシャンティ主演映画「Om Shanti Om」
のセットもろともシャンティを焼き殺ろしてしまった。
ちょうどその場に居合わせたオムは、シャンティを救おうとするが、
爆風で建物の外の道まで吹き飛ばされ、自動車にひかれてしまう。
オムをひいたのは、スーパースターのラジェーシュ・カプール(Javed Sheikh)で、臨月の妻を病院に連れて行く途中だった。
オムは彼によって病院に運ばれたが、手当ての甲斐なく死亡してしまった。
それと同時に、ラジェーシュの子供が生まれた。
ラジェーシュは、その子供にオムと名づけた。

時は流れ、現代。
ラジェーシュの息子オム・カプール(Shahrukh Khan)は
父親同様にスター俳優となっていた。
たまたま、撮影でシャンティが焼け死んだ「Om Shanti Om」のセット跡を訪れた時、
オム・カプールに前世の、30年前のオムの記憶がよみがえってくる。
その記憶は、アメリカから帰ってきたムケーシュと出会ったことで
確実なものとなった。
そして、亡きシャンティのために、
ムケーシュに復讐することを決意するのだった。
感想:
シャールクプロデュースの映画で、とても面白い、娯楽作品です。
音楽も、30年前の映像や雰囲気を生かして今風にアレンジしてあり、とても良かったです。

最初のミュージックシーンでは、リシ・カプール主演映画「Karz」(80)の場面が、使われています。
また、背景の看板に「Sholay」(75)があったり、
俳優ゴーヴィンダの芸名の由来とおもわれる場面があったりします。
70年後半から80年前半くらいのヒンディー映画に詳しい人は、
もっといろいろなパロディーを見つけることができると思います。

ラジニファン必見は、シャールクがラジニをこっけいにまねているところです。
オーバーアクションに効果音、あやしいタミル語に、
トラのぬいぐるみと闘うなど、とても面白いです。
実際のラジニは「Annai Oru Alayam」(79)と「Siva」(89)でトラと闘っています。

後半のフィルムフェア賞の授賞式では、
アビシュク・バッチャンの「Dhoom 5」など、現代の映画のパロディーがあります。
また、この場面と主演男優賞受賞パーティでは、
次から次と、ヒンディー映画のスターが31人も、たくさん出演しています。

ヒンディー映画以外にもスーパーマンのパロディー、「ウリババ!」など、
ナンセンス!と思いつつも、とても面白く笑ってしまいました。

この時代でオムは有名俳優の息子のなので、
時間に遅れたり、ディレクターや周りの人にわがままを言ったりと、やりたい放題です。
大げさにしているとは思いますが、実際のところ、有名俳優の2世、3世などは
こんな感じかしらと興味深かったです。

とにかく有名人はいっぱい出るし、映画のパロディーも面白いので、
ヒンディー映画が好きな人には、たまらない映画だと思います。
もちろん、ヒンディー映画を詳しく知らなくても、十分楽しめると思います。

そして、さらにすばらしいのが、このヒロイン、シャンティ役のDeepika Padukoneです。
とっても美人で、可愛くて、もう最高でした。
彼女はカルナータカ州バンガロール出身のモデルで、
カンナダ語映画「Aishwarya」が初出演だそうです。
ヒンディー映画では、この映画が初出演です。
(2007/12/10)
評価 ★★★★☆ 娯楽作品。シャールクがラジニをこっけいにまねています。
ダンス度 ★★★★★ ヒロインのDeepika Padukoneがとっても美人、とってもかわいい!もう最高!!

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