Katha Sangama | ||||
1976.01.23 | 言語:カンナダ | 監督:Puttanna | 出演者:Kalyan Kumar、Saroja Devi、Aarathi、Rajinikanth | |
感想: この映画は3つのオムニバス作品です。 最初に映画監督と思われる人が作品の紹介と主人公の俳優を紹介しています。 2、3作目は主人公が女性で、作品の前に映画監督と思われる人から、同じような説明があります。 1作品目「Hangu」の主人公はカリアン・クマールです。 カンナダ語の作家ギラディ・ゴビンダラジの短編小説が基になっています。 ある大学教授は幼い息子が重病に侵されており、高額な治療費を必要としています。 しかし、自分の給料では満足な治療を受けさせられません。 お金持ちがその弱みに付け込みます。 賄賂を贈るので、金持ちの息子の試験に色をつけるように要求されます。 大学教授は不正を嫌っていますが、子供の命も大切です。どちらをとるか悩みます。 ラスト「?」マークで終わるので、どちらともない問いかけるものでした。 しかし、良心と子供の命、どっちをとったのか、モヤモヤしちゃいますよね。 それが作品の意図とはいえ結論が知りたいと思います。私なら子供の命だなと思います。 2作品目は「Atithi」で主役はサロージャデビです。 女学院の女子寮で寮長として働いている独身の女性です。 彼女は学生の頃、愛する男性がいました。しかし、結婚よりも仕事を選びます。 しかし、あるパーティーでその男性と偶然再会し、 今の仕事を選んだ独りの生活がよかったのかと、心が揺れ動きます。 昔を思い出してる時に、恋人の男性の歌が入ります。 愛か仕事か揺れ動く気持ちには共感できますが、 仕事を選んだということは、その男性は運命の人ではなかったということだと思います。 運命の人ならば、現在の仕事や家族、将来の夢ですら、 全てのしがらみ投げ出しても一緒になりたいものです。 3作目は「Munithaayi」で主役はアーラティです。ラジニも出演してます。 裕福な男性が盲目の少女を見初め結婚します。この盲目の妻のために男の使用人を雇います。 夫の不在中に、使用人が盲目の妻の水浴びを他の男に見せることで金を稼ぎます。 ラジニは村のチンピラ役で、カードで賭けをしている映像があります。 この場面やラジニの役柄が「16 Vayadhinile」と似ています。 ラジニは「盲目の妻」の水浴びを隠れて見たあと、強姦します。 酔っ払った演技や目のアップなど、脇役ながら存在感があります。 夫が家に帰り、使用人の悪行と妻の不貞を知ります。 夫は妻を許し2人は村を出て行きます。 挿入歌は2曲ほどありました。ダンスは無いです。 字幕無しで見ました。 この盲目の主役とその夫の名前は聞き取れませんでした。 それ以外の作品の登場人物の名前もほとんど聞き取れてません。 1984年のタミル映画「Kai Kodukkum Kai」は、 この3作目「Munithaayi」に基づいており、さらに話を膨らませ1作品にまとめたものです。 ラジニは盲目の少女と結婚するヒーローを演じています。 (2020/12) |