Kuselan


Kuselan
2008.08.01 タミル語 DVD
英語字幕
監督:P.Vasu 出演男優:Rajinikant、Jagapathi、Vadivelu
出演女優: Meena、Nayanthara
音楽:G.V.Prakash Kumar
あらすじ:
床屋のバル(Jagapathi Babu )は貧乏ながら妻スリデビィ(Meena)と
子供たちと一緒に、真面目につつましく生活していた。

そのバルの住む村が、ある映画の撮影場所に選ばれた。
主人公は、人気俳優のアショーククマール(Rajinikant)だ。
アショークが村にやってくるということで、村中がお祭り騒ぎとなった。

バルとアショークは学生時代、親友だった。
このことで、村の有力者や、子供の学校の先生などに、
アショークに引き合わせるよう依頼される。

しかし、バルはアショークが有名になってから連絡を取っていなかった。
なんとか連絡を取ろうとするが、アショークの警護は硬く、なかなか会えなかった。

このことで、村人や子供たちから嘘つきだと思われ、苦悩する。
感想:

マラヤーラム映画「Katha Parayumpol」のリメイクです。
ミーナはこちらの映画でも同じ妻のスリデビィ役で出演しています。
また、2009年にはプリヤダルシャン監督でヒンディー版「Billu Barber」でリメイクされます。
これにはスター俳優役でシャールクカーンが出演します。

さて、「Kuselan」ですが、良い映画でした。
DVDジャケットなどで、ラジニが前面に出ていますが、主人公はラジニではありません。
本当の主人公のバルが、とても誠実で真面目なのが、とても良かったです。
最後のラジニの演説も良かったです。

ミーナは、「Muthu」のヒロイン時のも美しくすばらしかったですが、
今回の妻役では、さらにふくよかになって、おかあさんぽくなって良い感じでした。
清楚な感じがまた、なんともいえず、とても良かったです。

ラジニは、人気俳優役で、今のラジニの状況そのままといった様子です。
日本からもファンが会い来たという場面もあって、楽しかったです。
本当にラジニの声かどうか分かりませんが、
「日本だいしゅきです」とのサービス台詞もありました。
挨拶が「こんにちは」ではなく、「さよなら」になっていたところはご愛嬌かな、と。。。

挿入歌は、主人公のバルのメインが2曲、ラジニメインが2曲、ナヤンタラメインが1曲です。
バルと妻スリデビィ(ミーナ)と子供たちとの曲は背景も綺麗で、心温まるものでした。
でも、主人公の曲よりも、脇役のはずのラジニの曲の方がむちゃくちゃリキ入ってました。

ラジニ登場の挿入歌は、「Cinema Cinema」で、「怪傑ゾロ」のような扮装で白馬に乗って現れます。
その他、色々な扮装したラジニが見られるので、とても楽しいです。
この「ゾロ」も、「007」もカッコイイのですが、
私は特に、アラブの扮装をして群衆の前で演説しているラジニ
(アラビアのロレンス?または幻となった映画「Jagubhai」?)がとってもカッコ良いと思いました。
他にも竹林でナイフを投げるラジニも、「ラバーズ」っぽくてカッコイイです。
もちろん、ラジニの過去の映画シーンも、幾つか再撮影も含め見られて楽しいです。
ラジニ以外に、タミル歴代のヒーロー俳優(M.G.R、Sivajiなど)の過去映像も少し使われていました。

「Om Zaarare」はDaler Mehndiが歌っていて、ラジニの歌声としてはちょっとイメージが違う感じがしました。
でも、ダンスシーンは、衣装や背景がエジプトを模していて、豪華絢爛ですごいです。
また、その歌詞ではラジニの過去映画の題名も連発して遊び心満載です。
ダンスは「Mannan」の王様と王女様がさらにパワーアップ!!目ビームもスペシャルパワーアップで、
楽しいし、見ごたえもあり、素晴らしかったです。

この映画本筋とは関係ないけど、アショーク(ラジニ)の映画の撮影シーンでは、
困っている牛飼いのおじいさんを「Yejaman」のような格好をしたラジニが助けて、「Annamalai」と名乗ったり、
Chandramuki」のラカラカ王様のホラーがあったりと、とても面白い場面が満載でした。
私は本編よりも、この映画の中で撮影しているラジニの映画を見てみたいと強く思ってしまいました(^^)。
(2008/12/15)
評価 ★★★☆☆ 良い映画です。
ラジニ度 ★★★★★ ラカラカ王様のホラーが見れます!!もう最高!!!
ダンス度 ★★★★★ エジプトの王様と王女様、スペシャルパワーアップ!
アクション度 ☆☆☆☆☆ 主人公もラジニも、アクションシーンはありません。

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