Annamalai


Annamalai
1992.06.27 タミル語 DVD
日本語字幕
監督:Suresh Krishna 出演男優:Rajinikant 、Saratbabu、Janakaraj
出演女優:Kushboo 、Manorama
音楽:Deva
あらすじ:
牛乳屋のアンナマライ(Rajinikant)は、
母と妹と3人で貧乏ながら幸せに仲良く暮らしていた。
お金持ちのアショーク(Saratbabu)とは、
幼い頃のケンカがきっかけで、それからずっと親友だった。
しかし、アショークの父親は、貧乏なアンナマライとの付き合いを快く思っていなかった。
アショークはシャンティ(Rekha)と、アンナマライはスブラクシュミ(Kushboo)と結婚した。

その間に、アンナマライが所有している土地の近くまで都市化が進み、
この土地に莫大な値打ちが出てきた。
アンナマライは、その土地に目をつけたアショークの父親にだまされ、
土地すべてを奪われ、一文無しになってしまった。
アショークにも裏切られ、友情も失ったアンナマライは、
この2人への復讐を誓うのだった。。。
感想:
映画の冒頭に「スーパースター ラジニ」のアニメーションロゴが初めて使われた作品です。

日本で公開されたラジニ映画以外のラジニ映画が観たくて、初めて買ったのが「アンナマライ」です。
最初に購入したのはVCDで字幕なしでした。でも、字幕が無くても十分に楽しめたんです。
分らなくてあきてきた頃に挿入歌が入るのも、楽しめるた要因の一つだと思います。

冒頭にアンナマライの子供時代の話があるのですが、このアンナマライ役の子供、
髪をかきあげる姿や、袖をいじるところなど、しぐさがラジニそっくりで、すっごくマネが上手です。
コメディーもアクションも盛りだくさんで、クシュブーと一緒に暴漢をやっつけるところなんかは、
本当に笑えました。
スリがラジニの知らないうちに財布をポケット入れて逃げるなど、
時代劇でもスリがよく使う手だし、それでラジニが警察に追われるところも楽しかった。
そんなラジニを見てほれるクシュブーに、「普通、そんな怪しい奴は好きにならないだろ!」と
つっこみつつ、笑ってました。

その他にもいろいろ、言葉がわからなくても、けっこう笑える場面が多くて面白かったです。
挿入歌もとても良く、最初の登場シーンの太鼓をたたいて踊るところは本当に楽しいです。
それに、サラトバーブ(ムトゥではヤジャマン役)、ステップ下手すぎ(笑)です。
クシュブーとのラブソングに一部「運命」の旋律が使われていたところも良かったです。
衣装にもいろいろ変化があって、良いです。
一文無しになったアンナマライが頑張って成功していくところを、挿入歌の中でやってくれるので、
台詞が分らなくてもあきずに楽しめました。
一人娘の歌では、「今はお金持ちだけど、貧乏な昔の方が心に平安があって幸せだった。。。」
みたいなところが画面の随所に出てきて、それにも感激です。

極めつけは「アイム バーッドマン!」と言いながら、最後の方にいきなり登場する悪役!!
悪役だって分かりやすすぎです!もうここまで来たら笑う以外に出来ません。
コメディー満載だし、「人の幸せはお金だけじゃ無いよね。」といったような含蓄もあって本当に良い作品です。
「パダヤッパ」では神様のようなラジニですが、「アンナマライ」ではまだ人間らしいラジニです。

結婚したあとの挿入歌の中に、ラジニの過去の作品の映像が使われています。
順番は違いますが、以下の映画の映像が使われているようです。
          「Moondru Mugam」(82)
          「Thanga Magan」(83)
          「Manithan」(87)
          「Raja chinna Roja」(89)
          「Mappilai」(89)
          「Panakkaran」(90)
クシュブーのほうも、過去の映画からと思われる映像がありますが、そちらはちっとも分かりません。

画像のDVDは日本語字幕が入っているということで、後で購入したものです。
日本語字幕、ちょっと読みにくいですが、
いろいろ分からなかったことが理解できて、さらに面白かったです。
ただ、挿入歌に字幕はありませんでした。
(2006/11/05)
評価 ★★★★★ 笑えます。楽しいです。わかりやすい含蓄もあります。
ラジニ度 ★★★★★ ラジニらしい作品になってます。
ダンス度 ★★★★★ 過去の作品の映像が使われています。
アクション度 ★★★★★ アイム バーッドマン!

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