Uzhaippali


Uzhaippali
1993.06.24 タミル語 DVD
英語字幕
監督:P.Vasu 出演男優:Rajinikant、Radha Ravi
出演女優:Roja 、Sujatha
音楽:Ilayaraja
あらすじ:
夫が殺され、息子も幼少の頃に行方不明になったため、
気がふれて病気になってしまった資産家の女性(Sujatha)がいた。
その女性を慰めるため、弟達3人(Radha Ravi 他)は、
俳優のタミルアラガン(Rajinikant)に、
その息子タミルアラサンの振りをするよう依頼する。

3人の本当の目的は、女性を慰めるためではなく、
タミルアラサンの偽者をしたて、
女性の財産を管理人の手から奪うためだった。

タミルアラガンは、偽者の生活が性に合わず逃げ出し、
工場の荷物運びの仕事についた。

ある日、タミルアラガンは、
財産管理人の家にある女性資産家の写真を見て、
失われていた幼少の記憶を取り戻し、
自分がタミルアラサンであることを思い出した。

そして、母を救うため、財産を狙う3人のもとへもどるのだった。
感想:
ラジニらしい映画でとっても面白いです。
ヒロインは「Veera」(94)で社長の娘ルーバを演じたRojaです。

台詞や歌詞に感動しそうな言葉が多いので、「Dharmadorai」みたいに日本語字幕つきで
販売してほしいと切望する作品の1つです。
英語字幕だと意味は分かっても、なかなか心に響いてこないので、
ぜひ、日本語字幕で観てみたいです。

ラジニは英語が分からない役なので、
英語で話しかけられた時の態度が面白かったです。
デパートでヒロイン、ビマラ(Roja)の買い物(下着)と
ラジニが姪に買ったワンピースを取り違えしまうところとか、
大金持ちの父親の振りをしていたら、
くしゃみで付け髭が取れてしまうところとかも楽しいです。
他にも、シバ神に扮して逃げるなど
コメディがたくさんあります。

また、労働者から搾取するチンピラをやっつけたり、
仲間の妹の結婚資金を得る為に
金網のなかで賞金のかかった試合をしたりと、
ラジニらしい経緯でのアクションシーンもあって良かったです。

挿入歌では、工場の労働者達みんなと同じ赤いシャツを着て踊る
労働者達のため歌が、とても良いです。
額の汗を親指でぬぐうしぐさも素敵です。

他にも、歌っているマイクが浮かぶラジニマジックがあったり、
ヘリに乗って現れたり、
以前のラジニ映画の映像が使われていたりと見所満載です。
ここで使われてた映像は、以下の映画からだと思います。
     「Moondru Mugam」(82)
     「Mr.Bharat」(86)
     「Annamalai」(92)
     「Yejaman」(93)

工場で荷物運びをしているときに、赤シャツを着たラジニの腕にある番号「777」を、
ラッキーナンバーだと、同じ仕事をしている年寄りに言われます。
この腕にある番号がラッキーだという設定は、
Thee」(81)で荷物運びをしていた時(こっちは青シャツ)と同じです。
評価 ★★★★☆ ラジニらしい、とても面白い映画です。
ラジニ度 ★★★★★ シバ神コスプレ。
ダンス度 ★★★★☆ 3人ラジニ。ラジニマジック
アクション度 ★★★★★ 労働者を時限爆弾から守れ!!

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